カテゴリ:売却について / 投稿日付:2024/09/25 12:57
結構みなさんご存知ではない不動産売却の仕組み
売却をお願いした時に、依頼した不動産会社が売ってくれると思われている人が多いと思います
そうではなく【物件情報を開示して、すべての不動産会社で買主様を探す】というのが正解
売却依頼を受けた不動産会社(A不動産とします)はレインズに登録して物件情報をオープンにする義務があるんです
依頼した不動産会社も買主様を探すけど、大手であろうと1社ではお客様の数には限界があるので
売るだけではなく、良い条件で売るのが不動産売却の本質ですから。売るだけならよっぽどダメな不動産会社じゃない限り売れます
で、問題なっているのが【物件情報の囲い込み】
先程ご説明したように売り出した物件情報は開示しないといけません。開示されるとすべての不動産会社がその情報をもとにフォローしているお客様、もしくは相談があったお客様に物件をおススメしていきます
実際にお客様が興味を持たれたらご案内になるのですが、ここでA不動産に見学したいと問い合せると、「商談が入っている」とか「その日時は案内出来ない」とかで見学させない行為が横行しているんですね・・・
これは買主様を自分の会社で見つけて、売主様・買主様の両方から仲介手数料をもらう為です。
もし他社の買主様で契約になれば、買主様はその他社に仲介手数料を支払うので、A社は売主様からのみ仲介手数料をもらうとなります。
大手さん含め多くの不動産会社が仲介手数料をより稼ぐために物件情報の囲い込みを行なっているのが現状です
冒頭の話に戻って、「売却をお願いした不動産会社が売ってくれる」という感じで、意味を間違っている方も非常に多く、それは囲い込みをする不動産会社にとっては都合のいい事。
査定相談時にこの仕組みをしっかり説明してくれて、「当社は囲い込みしません」「広告もオープンにします」と売主様に伝える会社が信用できる最低ラインになります。