カテゴリ:売却について / 投稿日付:2023/06/15 14:04
よく「大手の不動産会社だから安心」っていうのを目にしますが、不動産業界内部から言えば、それは違うなぁ。
じゃあ地場の不動産会社かと言われれば、それも違うんですけど…(汗)
取引においての契約書や重要事項説明書は確かに大手さんの方がキッチリ作成する傾向はありますが、じゃあお客様にじっくりと説明して理解してもらっているかは別の問題。
冒頭に書いた「安心というのは違うなぁ」というのは、ほとんどが売却を依頼した時の話。
平気で売主様が損をする様な事を行っているから。
物件の囲い込みがやっぱり無くならないですね。なんかその手口が色々と複雑になってきている感すらある(汗)。売出し情報を隠す・他社には案内させない・買取の方に売主様を誘導する。大きくはこの3つに分類されます。
この判断は難しいかもしれませんが、2つ方法があります。
①広告不可にしていないかをチェックする。
他社のホームページやチラシでも、情報がオープンにされているかをチェックします。他社に掲載されていない、または会員情報になっていたら、広告不可にされています。
「広告OKにすると、間違った物件情報を掲載する不動産会社がいたりして危ないので」
「スーモや色んなネットに複数並ぶと売れ残り感が出ますよ」
こんなトークで広告を自社だけでやろうとする会社も多い様ですが、簡単に書くと【すべて逆です】。
②他社からの見学がない
これは売出し価格が合っているか?にも影響しますが、でもまぁ他社から1組も案内が無いのは、ちょっと違和感がある。他社には案内させない様にしている可能性が高いので、担当に連絡して詳しく問い詰めましょう。
色々と理由を言うでしょうが、ひつこく聞く方がいいです。キチンとやっているなら証拠も示して説明してくれますしね。
てか、他社からも案内があるのが普通ですから。
売却の時って、売主様は不動産会社に「お願いします」ってモードになっている人が多いけれど、売主様の所有物ですから!私らが売却をお願いして頂いているという関係です。
この2つをしっかりと担当にも伝えて、不審に感じたらしつこい位聞いてちょうど。不審が拭えなければ、売却の依頼先を変更しましょう。
それ位、大手さん含めて現在の不動産業界は好き勝手に自社のメリットだけを目標に判断していく会社が多いのでお気を付けください。