カテゴリ:売却について / 投稿日付:2025/02/02 21:20
購入を検討されているお客様と打合せや相談をしていると、以前は純粋に物件だけで判断している人が多かったけれど、最近は価格設定や不動産会社の対応に疑問を持たれている人が増えてきました。
強引な営業や(売主様の事を考えない)ただ売却を依頼されたいだけの高額査定提案の弊害が出てきた感じだと思います。
購入検討者さんのこういった傾向は大手さん含め、そういった私利私欲に走る不動産会社への抑止力にもなって、良い流れだと思います。
まぁお客様が感じている傾向は結構当たっていて、今売りに出されている物件の半分以上は【相場よりかなり高めで売り出されている】ので、売却をお考えの方は本当に気を付けて頂いた方がいいです。
初っ端の売出し価格設定を間違えると、大変な事になってしまう可能性がありますので。
相場・通常売出し価格・チャレンジ価格と査定時に打合せする価格はいくつかありますが、上限を狙うチャレンジ価格を大きく超える提案をしてくる不動産会社も多いので、(難しいし、期待しちゃう気持ちも分かりますが)注意が必要になってきます。
よく私が言う事は【買主様に説明が付く価格で設定しないといけない】という事。
「相場が上がってますから」とか抽象的な言葉じゃなく、直近の周辺含めた成約価格・物件が持つポテンシャル等を資料として見せて説明出来る事が売却には重要。
「大手だから大丈夫だろう」「今ならいけそうって言われたから」
この判断は一番危なくて、相場を超える価格で売り出して・・・やっぱり売れず(売却を依頼した不動産会社も売れると思っていない)大幅な価格ダウンを繰り返し、良くて相場近くで売れる・最悪のケースではタイミングを逃したり・大幅な価格変更をしてきた結果相場より安めで売らないといけなくなる。
こういった事例が多く見受けられるようになっています。
売却相談いただく為にはこんな厳しい内容を発信するべきではないかもしれませんが(汗)、会社名だけを信用してハッキリ書くと騙されている売却事例があまりにも多いので、正直に書いてみました。