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【不動産売却の仕組みと予防策】
カテゴリ:売却について  / 投稿日付:2024/11/26 15:14


みなさんレインズってご存知ですか?
売却を依頼する時の注意点をいくつか書いていきます。



簡単に流れをご説明すると

①まず不動産会社に売却を依頼する時に、媒介契約を結びます

「売却をお願いします」という契約ですね、これがないと不動産会社が勝手に売却している事になっちゃう。


媒介契約には3種類ありますが、ややこしいので2つだけ。
【専任媒介】と【一般媒介】です、ほぼこの2つになっています。


専任媒介は1社にだけ売却を依頼すること(A社とします)

一般媒介は複数の会社に依頼できる(A社・B社・C社)



②不動産会社はお客様から売却を依頼されたら、レインズと言われる【不動産会社だけが閲覧できる物件情報サイト】に登録するんですね


意味合いとすれば、依頼した不動産会社だけじゃなく、全ての不動産会社に情報を開示して、広くそして条件の良い買主様を探しましょうって事。


たとえ大手の不動産会社に売却を依頼したとしてもお客様の数は限られているんです。購入検討者の全員がその不動産会社に相談するなんてのはありえないから。


あと仮にその不動産会社で買主様が見つかったとしても、その買主様が一番良い条件かはどうかは分からないでしょ。


価格交渉が入っていたりして・・・もしかしたら他の不動産会社のお客様は満額で買ってくれる人かもしれませんから。



という事で一番大事ですので再度書きます。

レインズに登録する事によって【すべての不動産会社に情報を開示して】【広く】【より条件の良い】買主を探しましょうっていうのが義務付けられています



専任媒介は依頼を受けてから1週間以内のレインズ登録義務

一般媒介の方レインズ登録は自由です。登録してもしなくてもいい、お客様が選べます。一般媒介でもレインズに登録しない選択は意味はないので、大体は登録されていますけどね。



でここから注意点がありまして、【物件情報の囲い込み】という不動産業界の闇があるんです。


専任媒介で売却を依頼を受けてレインズには登録するんですが、情報開示をしない不動産会社が多いんです。

具体的には、他の不動産会社がA社に問合せをしたら「申込みが入ってる」「商談中です」とか「売主様の都合が悪く、案内できない」とか言って、他社に物件を紹介させない行為です。


自社で買主様も見つけて、売主様・買主様の両方から仲介手数料をもらうための行為でして、売主様への背信行為になります。


ぶっちゃけ大手さん含めて多くの不動産会社がやっているのが現状・・・



極論ですが「当社で買主様も見つけたいので、一般媒介で契約してレインズには登録しません」という不動産会社の方がまだ正直・・・(そんな売却方法はアカンけど…)


物件情報を囲い込むくせに、専任媒介をススめてくる会社が多いこと(汗)

専任媒介ということはその会社(A社)にしか依頼していないので、もうやりたい放題出来ますからね



売却を依頼するのは専任媒介でもいいのですが、「キチンと売却活動をやってくれているのか?」これを見つける方法を把握しておく事。これが予防になります。


こういった不動産売却の仕組みを知っている事を相手に知らせておと、緊張感持って対応してくれる確率が上がりますのでね。


個別にご説明しますので、ぜひご相談ください。

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