カテゴリ:売却について / 投稿日付:2023/07/21 13:15
結論から書けば「査定合戦」。
なぜそうなってしまうのか?具体的に書いていきますね。
例えば、東中条町のマンションの査定依頼がきたとします。築15年・専有面積75㎡・南向きの住戸。普通に相場というもので考えると査定は4,500万円強。売出し価格としては4,600万円~4,800万円くらい。
一括売却査定から依頼を受けたA不動産会社が、このように普通に(普通と書いていますが、正しい査定です)査定書を作成して、お客様にお渡しする時に考えること。
「他社がもっと高い査定金額を出していたら・・・どうしよう・・・」
「これでは絶対に当社に依頼してくれないだろう」
こう考えるんですね。
では、ここからどういう行動になるかといえば
提案してみる根拠のない売出し価格が上がったりする傾向が強くなります。
「売出し価格5,000万円からいけますよ!」とか「今は相場が上がっているので、5,200万円から売り出してみましょう」とかいった具合です。
ヒドイ会社だと、査定価格さえ変えてくるでしょう。査定価格4,900万円・売出し価格5,300万円といった感じ。
これが一括売却査定を受けた時の不動産会社の心境。
査定価格がどんどん高くなっていく原因になります。
選ばれるための逆オークションみたいな・・・変な査定システムですね(汗)。
これだけはご理解いただきたいのは【高い査定や高い売出し価格をしてきた会社が、一番高く売ってくれる訳ではない】という事。
査定価格や売出し方法の根拠をしっかりと提示してくれて、信用できる会社に依頼するのが売却成功への第1歩です。