カテゴリ:売却について / 投稿日付:2024/12/06 20:20
国交省より【2025年から不動産の囲い込みに対する罰則を厳しくする】という発表がありました。
レインズ登録にて不動産の囲い込みが判明したら、その会社に対して是正や行政指導などの罰則が出るようになると。
もっと厳しくしてもいいんじゃない・・・(汗)
大手不動産会社含め、いくらでも抜け道を考えて、やってくるでしょうね。
前から書いてますが、物件見学依頼や広告承諾をすべてレインズにて行えて、それを売主様も見る事が出来る様にすれば、ある程度透明化していくと思うんです。
でも長い目で考えると、システム変更や罰則規定より、不動産会社(営業)のモラル意識を変えていくべきですよね。
当たり前の権利の様に囲い込んでる人もいます。
売主様から売却を依頼されたら「自分だけの情報だ。なんで他社に取引させなアカンねん」「売却価格がいくら下がったとしても自社で買主も見つけて取引するんだ」、こんな意識で仕事している会社が非常に多い…
では(当たり前ですが)囲い込みが出来なくなるとどうなるか?
●物件の取引が活発になります
これは間違いない。情報が隠される・止められる事なく、フリーに購入検討者に行き渡りますので、不動産市場は活発になり、売買が進みます。
お客様にとったら良い事しかありません。
では不動産業界にどんな変化が起こるか?
●囲い込みが出来ないと買取りへの誘導も出来ないので、買取り業者は激減するでしょう
●現在囲い込みをしている不動産会社は仲介手数料が減少する。
●買取りも少なくなるのでより仲介手数料は減少。大手不動産さんなんかは(会社によるけれど)売上げが半分とかなるんじゃないかなぁ
でも囲い込みなどせず、売主様・買主様のどちらに対しても公正に取引をしようと心掛けている不動産会社だけは、取引が活発になりメリットしかありません。
来年から(悲しいかな)変わるとは思えませんが、これをキッカケに不動産業界の意識が変わっていけばいいなと思います。