カテゴリ:売却について / 投稿日付:2023/09/17 18:18
不動産売却のチラシがポストに入っていました。
相場よりもどう考えても1,000万円は高い価格が書かれていて、「探しているお客様がいます!」といかにも相談をしてしまいそうな内容。ウソですので、気を付けて下さいね。
これって売却をお考えの方の多くが利用されている【一括売却査定】にも言える事でして、出来るだけ高い査定金額を提示して、売却を依頼してもらおうという不動産会社間の戦いの場です。
いざ売却をする側になると勘違いしてしまいがちですが、出来るだけ高い査定って、よーく考えるとおかしいんですよ。査定というのは200万円~300万円位の幅はあれど、500万とか1,000万円の差は本来ありません。
不動産の買取査定なら、直接取引なので、一番高い買取査定金額を出してくれた会社にお願いするのは分かります。でも不動産売却査定というのは仲介なんですね。買い取る訳ではない。
「これくらいの価格なら売れます」というのが査定。
手軽ですのでネットの売却一括査定を利用されるのはOKですが、その数社のその査定額を確認して、また別の不動産会社にも査定を実際に対面で出してもらって、答え合わせを済ませてから、依頼する不動産会社を決めるのがおススメ。
面倒ではありますが、大切な資産のご売却また担当者との相性も大事ですので、ここは一番手間をかけてもいい部分だと思います。
(高い査定金額を出して、まずは依頼される事を目的としている不動産業界が悪いんです・・・・・)
AIの精度がもっと上がれば、不動産売却査定はAIを使った公的な第3者機関が行ってもいいかなと思っているんです。私ら不動産仲介会社の役割は【地域のプロとして、その価格の妥当性を詳しく説明する事。あとは購入者の方への専門的なコンサルティング】になってくるんじゃないかなと考えています。