カテゴリ:売却について / 投稿日付:2024/12/11 11:21
最近高額査定・高額過ぎるチャレンジ価格を提案され、売り出される物件が多いとブログでもよく書いています。
「とりあえず売却を依頼される事が先決。価格はあとで下げていけばいいや」っていう不動産会社の戦略です。
チャレンジ価格と言ってるから、後から価格を下げる話は売主様に対して辻褄が合ってる訳で。
「高く売れれば・・・」という売主様の思いを(言葉は悪いですが)利用したトークです。
数年前は行儀の悪い不動産会社だけがやっていたのですが、最近は大手さんも積極的にやってるから、不動産市場が乱れ気味になっています。
売主様だけじゃなく買主様としてもちょっと混乱している状況になっています。
で、そうやって売り出された物件はやはり売れ残ってますね。
価格を下げて相場帯に入ってくれば売れていくけれど、その価格の下げ幅がかなりエグい・・・
売出し価格が適正なら価格を下げても100万円とかが多く、いっても200万円の価格ダウンで一発で決めましょうっていうのが本来の売却でしたが、今は500万円とか下げてくるから(汗)もう「最初の価格は何だったの?」って買主様も気付いていて、その勢いで本当はそこまで下げなくても売れていた価格まで下がって売れてしまうという、【損する売却】になっている成約事例が見受けられます。
逆に適正価格で売り出した物件は、成約までの動きが早い。
適正価格というのは安く売り出すや相場ドンピシャで売り出すという意味ではないんです。
相場というのは幅があって、例えば4,000万円がドンピシャなら相場帯は4,000万円〜4,280万円という様な幅の事。
コレをもとにして4,380万円とかで売りに出す売却になります。
チャレンジ価格に挑戦してみたい気持ちを理解した上で、「相場帯・売出し価格・制約価格」をプロとしてご提案するのが信頼できる不動産会社。
会社規模やノリで判断してしまうとかえって損をしてしまいますので、本当にご注意ください。