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【売却の裏側では・・・】
カテゴリ:売却について  / 投稿日付:2024/10/04 18:48


実際に先日あった出来事



一戸建ての売却を依頼されたので、レインズに登録。

色んな不動産会社から問合せがありました。もちろん当社は売主様の最大限の利益のためにフルオープンで対応しています。



色々と案内や交渉があったんだけど無事に売り出し価格の満額で申込みとなりました。当社ではなく他社が案内してくれた買主様


ちなみに不動産業界では【分かれ】と言います。売主側の不動産会社(当社)と買主側の不動産会社(他社)が分かれるから。



ここからが出来事なんだけど、2,300万円で他社の申込みが入った直後に、買取業社から2,150万円で買いたいと直接連絡がありました。



売主様にとったらそりゃ2,300万円一択です

でも現在の不動産業界ならどういった動きになるのか?大手さん含め多くの不動産会社は2,150万円の方を優先するのが今の不動産業界……



不動産仲介業に慣れていないとピンっと来ないかと思いますので、詳しく説明していきますね。


①2,300万円の申込み

先程分かれの取引と言いました。

売主様は当社に仲介手数料を支払い、買主様は他社さんに払う。

2,300万円ですので、税込825,000円ずつとなります。



②2,150万円の申込み

こちらは分かれではなく、当社は売主様と買主である買取業社の両方と直接取引になるので両方から仲介手数料を貰います。両直っていいます。

2,150万円の仲介手数料775,500円を両方から頂くので合計1,551,000円



ね、仲介手数料だけに注目するとほぼ倍の差が生まれます


という事で、①の申込みは売主様には言わず②だけを伝えて、「悪くない価格なのでコレで進めましょうか」と誘導していく訳です。



当社はこんなサギ的な事しませんし、信頼して依頼して頂いた売主様の最大利益を追求しますので、もちろん①で進めました(当たり前ですが)



今でも紙や電話・FAXで取引を進めている不動産業界。

レインズに物件の申込みや見学依頼のフォームを作成して、売主様もそれを確認する事が出来れば、こんな事も防げるんじゃないかな。それをしないのは不動産業界にとって都合が悪いから……(汗)


簡単な話だと思います。

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