カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2018/06/09 00:00
今日はリフォーム物件における
各当事者の心理比較でも。
リフォーム済み物件や新築一戸建ての方が
よく売れると言われます。
金額は別にしてそりゃそーだと思います。
見た目がイイですもん。
ココがまずポイント。
買主さん:見た目がいい。判断しやすい。
売主さん(不動産会社):利益が出やすい
仲介する不動産会社:説明がそれほど必要ない。
ぶっちゃけ言いますと3者とも楽に判断しやすい。
コレがリフォームしていない古い物件だったら?
買主さん:見た目が悪い。リフォームしたらどうなる?
そもそもリフォームしても大丈夫なん?
仲介する不動産会社:説明が難しくなる。
リフォームの打合せが必要になる。
*売主さんについては一般の方になるので省きます。
これは物件探しというより、もう心理的な問題ですね。
でも現実的には、古い物件を安く買って
自分好みにリフォームした方が
総額も安くなる可能性がある。
ここを買主さんが追求するかどうかが
分かれ目になります。
仲介する不動産会社としたら
1つ1つの物件に対して『お客さんの希望のリフォーム可能か』
さらに『そのリフォームならどれ位の価格になるか?』を
瞬時に判断して、お客さんに
説明&提案しないといけません。
設計に携わってきた人間とすれば
マンションでも一戸建てでも
どのように物件が変身するかは分かります。
*ここからは、私の自慢も含む・・・
普通の不動産担当はハッキリ言って、コレが出来ませんね。
リフォームならまだしも
リノベーション(間取り変更)なら
ほぼ無理じゃないかな。
設計が出来ないと、まともな提案が難しい。
『専門の会社に聞いてみましょう』とか
『当社のリフォーム部門に提案してもらいます』
という流れになると思います。
コレはかなりの手間。
私やったら、ちょっと面倒くさいかな(汗)
そもそも頼むかどうかも分からんのに
断りにくくなる・・・。
このような心理的な事が積み重なって
リフォーム済みの物件が多くなるんだと思います。
*不動産会社としては一番利益がでるからですが・・・
リフォーム済み物件の方が好きな買主さんも
いらっしゃるので、否定ではありませんよ・・・。
ただ住まい探しには選択肢があること
不動産担当によって
選択肢が広がったり・狭まったりする事を
知っていただけたらと思ってます。