カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2024/05/08 16:12
久しぶりにリフォーム済み物件の検討方法について解説。
今までも何回か書いてきましたが、最新の内容としてご確認ください。
市場ではリフォーム済み物件が多く売り出されています。特に築年数が古いマンションが多い状況ですが、「どうやって物件を判断していくべきか」悩まれる方もいらっしゃるかと思います。
ここでは当社近くの水尾3丁目のグリーンタウン茨木で解説していきます。
グリーンタウン茨木は40㎡台後半〜住戸があり、南向き・東向きもあるので、67㎡・南向きのメイン住戸で書いていきますね。
まず知っておくべき価格相場は2つ。「物件相場」と「リフォーム費用相場」。
上記の67㎡・南向きの成約相場(リフォームされていない状態)は現在なら1,400万円前後。
リフォーム工事の費用は、一般的なフル・リフォームなら400~500万円みておけば十分かな。
という事は、物件を購入して・自分でリフォームした場合は合計で1,800~1,900万円で可能という事になります。
一方、現在売り出されているリフォーム済み物件は、当初は2,200万円ほどで売り出される事が多くなっています。ここ数年の成約事例をみても、それ位で成約になっていたり、1・2回の価格変更を経て2,000万円前後で成約になっています。
まとめると
●購入してから自分でリフォームする→1,800~1,900万円
●リフォーム済み物件を購入する→2,000~2,200万円
この差は200万円から最大400万円近くになっていますね。
リフォーム済み物件がダメと言ってる訳ではないんです。この差があるという事を知って、比較決定して欲しいと思っています。
リフォームの打合せが面倒くさい・・・、すぐに住みたいって方は、その分業者の利益を払っている形になりますので、その価値を見極める必要があります。
この様な相場感は不動産会社をやっていれば、頭の中に入っています。リフォーム済みの物件ばかりをおススメして、「今の相場はこんな感じですよ」「リフォーム内容が凝ってますので」「売主が業者なので契約不適合責任が付きますよ」みたいな軽い説明で終わらせる不動産担当は信じない方がいいかもしれませんよ(汗)。
グリーンタウン茨木で説明しましたが、どのマンションでも物件相場さえ押さえておけば計算は一緒。やはり不動産の基本は「相場確認」です。