カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2020/12/24 12:38
今日は契約に先立って、重要事項説明書・売買契約書・その他書類の事前読み合わせを行いますので、書類の最終チェックを行っております。
という事で、不動産の契約にあたってどういった場所に調査に行っているのか?それをザクっとになりますが主なところをご紹介してみたいと思います。
まずは市役所からいってみましょう。市によって多少名称が違いますが茨木市だとこんな部課。
・審査指導課 建築確認申請(概要書)のチェック・道路の種別確認・問題点がある時の確認など
・道路課 市道の確認、道路境界明示の確認、道路幅員の確認
・下水道課 下水管の埋設状況・汚水桝の引込みおよび口径確認・水路確認
・水道部 水道管の埋設状況・水道メーターの引込みおよび口径確認
・資産税課 公課(評価)証明書の取得
*マンションなら、管理会社へ管理状況が書かかれた書類取得。管理人さんへの確認事項。
*都市計画についてはネットで閲覧できる様になっていますので、特殊な事がない限りあまり行かない
次は法務局。
ここでは窓口は1つですので、どういった書類を取得するのか?を書きますね。
・登記簿謄本(土地・建物)
・公図、地積測量図(土地測量図)、建物図面
・前面道路や近隣の要約書(所有者確認で使用します)
あとは1番大事なのがもちろん現地確認。
・隣地や道路との境界確認
・不具合がないかどうか
・擁壁があったらその状況など
とにかく書ききれないですね。物件ごとに状況は変わりますので経験とか疑問の目っていうのが必要になってきます。特に土地取得なら、購入者の要望によっても重点的にチェックが必要な部分も出てきます。リフォームなら設備状況などもチェック。ココでは建築知識も非常に役立ちます。
これらがメインになってくるかな。不動産会社としてはこれらにプラスして、過去の事例なんかもチェックして【気を付けるべきポイントに漏れがないか?】を見ていきます。
いかがでしょうか。ややこしく感じるかもしれませんが、取引に慣れてくると当たり前のように確認していけるようにはなります。ただチェックというのは余計すぎる事はありませんので、想像力も働かせながら「なにかあるかもしれない」っていう位に慎重に行うのがポイント。
お客様にシッカリと説明をするって考えなら、事前準備がやっぱり大切です。これらの行動を怠っている不動産会社も多いのでお気を付けくださいね。
・契約書、重要事項説明書などを当日に初めて見せられる
・バァ~っと読むだけで、お客様が本当に理解してるかどうかを確認しない
そんな不動産会社は要注意です。