カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2024/05/10 11:35
物件の購入申込みについてご説明。
物件を見学して検討し気に入ったら、次に【申込み】へ進んでいきます。
申込みというのは簡単に書くと、売主様に対して書面で購入意思を伝える事。
この書面に、購入希望金額・手付金額・住宅ローンの内容などを記入し、署名捺印(サイン)をして提出します。
と同時に住宅ローンを借りる場合は、銀行に事前審査をかけていきます。銀行によって違いはありますが、通常は1日~3・4日で事前審査の結果が出てきます。
では、申込みの効力はいつ発生するかのか?
これは特に決まりはありません。不動産会社や売主様によって変わりますが、基本的には事前審査がOKなって、正式に申込みが受け付けられるケースが多い。
1番に申込書を提出しても、2番手で出した人が先に住宅ローンの事前審査がOK出れば、そちらを優先されてしまうという事になります。
これが基本になるんですが、申込みには色んな要素が入ってくるんですね。
・100万円の値引き希望で1番手で申込みしても、2番手の人が満額ならコッチが優先される
・1番手と2番手の人の住宅ローン審査状況によって優先順位が変わる
・手付金の金額や引渡し可能時期によって判断が変わる
例えば、1番手で満額で申込みが入っており、住宅ローン事前審査中。2番手の人も満額で申込み、さらに住宅ローン審査は既にOKが出てる。
先程の話なら、2番手の方が優先されるんですけど、売主様や不動産会社が「1番手の人の住宅ローン審査結果を待ってから決めます」っていう判断もあり得るんですね。
2番手の人を優先して進めようとしたら「やっぱり買いません」みたいな感じで契約が流れ、それから1番手の人に声をかけても「もう契約しません」ってなる可能性もある。売主様側としても色んな可能性を考えて、一番固く契約になるケースを選択していくんです。
ややこしい話になってきたかもしれませんが・・・・・不動産取引としての決まりはない。
なので、購入者側としては出来る事はコレ↓
買うとなれば、申込書を提出して、住宅ローン審査をスピーディに出しておく
売主様は敵ではありませんので(笑)、気持ちいい取引が出来る様にお互いの事も考えて最善を尽くしていきましょう。