カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2021/11/20 17:06
物件を探す時の価格チェックの注意点をご説明。
物件が少ない状況の中、「価格を気にしすぎるとなかなか買えない」って声もあります。それは正解だとは思いますが、だからといって何でもOKという訳ではない。
相場っていうのはピンポイントではなく、ある程度の幅があります。例えば、3,000万円~3,200万円みたいな感じで、多少の坪単価の高低はあるけど「まぁこれなら相場内でしょう」って感覚。
この相場内を超えるような買い方はやめておきましょうって話です。これから周辺で色んな物件が出てくるかもしれませんし、もしかしたら安い物件も出てくるかもしれない。
でも、納得感がある購入が出来たからいーやんって思える様に確認をしておきましょうってお客様にはお伝えするようにしています。
さらに言うと、相場内であったとしても【需要のあるエリアと需要が普通もしくは低いエリアでは、相場内価格の位置付けも変わってきます】。図で書くとこんな感じ↓
このご時世、中心相場価格より安いって物件はそんなり多くはありませんが、需要が普通・低いエリアなら、いくら相場内だとしても高い方に振ってしまうのはちょっと勿体ない気もしますね。
このあたりのバランスをキチンと教えてくれるのが良い営業マンです。
売主様にとっても需要な部分で、あまり高く売ってしまうとその後の流れが良くないって事も多々あります。なんなんでしょうね、これって。やっぱり流れというか雰囲気というか、思いがつながっているんだと思います。
相場の中で出来るだけ高く売るんだけれども、常識の範囲っていうのが正解なんでしょう。長い目で見ると、そっちの方が売主様も良い事が起こる経験をしてきました。
話は戻って、購入する時は売り出されている物件をこの図に当てはめる事が大切なってきます。
・過去の成約事例、周辺の事例を説明してくれる(根拠)
・現在の相場幅をキチンと説明してくれる
・物件がその位置にあるかも説明してくれる
・場所の需要(市場)・相場内での位置づけをしてくれる
これらを必ず行っていくべき。
お客さんが行うのは難しいし確信も持ちにくいと思いますので、キチンと根拠を持って提案してくる営業マンを探しましょう。そしてお客さんの中で整理する時間をいい具合で待ってくれるという事も良い営業マンの条件に入ってきます。