カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2022/11/23 16:27
本来は不動産会社としてはこんな事は書かないんですけど・・・
ちょっとおかしいなぁという感じる事が多いので。
最近の不動産会社が売主になっている物件の価格設定が高過ぎる
日頃、レインズやネット関係・チラシなどで売り出された物件をチェックしていてますが、「この価格になる根拠が全く分からん」という物件が非常に目立ってきています。
原因は不動産業界にいてると感じる事ができるのですが、その理由は買取をメインにやっている不動産会社が仕入れられる物件が減っている事。買取していかないと売る物件がない(売上がない)。
この業界って、当社みたいに現在仲介専門でやっている会社より、買取業者の方が多いんですよ。
需要と供給の関係だと言えばそうなんですけど(汗)、一般のお客様って居住用で家を探されているので買わないっていう選択が可能ですが、こういった会社は買わないと売り上げがないので、どうにかして買っていかないといけない訳です。どこのエリアでも似たような感じですけど、茨木市の物件に大阪だけじゃなくて遠方の不動産会社も買いにきている状態。
近頃は業者オークション方式の買取もよく耳にしますが、競い合って入札するから、そりゃ価格は上がりますよね。
通常は不動産買取っていうのは、相場より安く買って、土地なら解体して整備・中古ならリフォームをして、少し高めであっても相場帯の範囲で売りに出すのがセオリー。最終的に購入するお客様としても、少し高めだけどすぐに着工できたり、リフォーム済みならキレイな状態ですぐに住めるとかでメリットもあったはずなんです。
それが買取競争のために仕入れ価格=相場価格となり、そこから経費や利益がONされるもんだから、説明ができない売出し価格になっている物件が多く見られます。
賢明な茨木市の不動産会社なら、絶対に手を出さない価格で仕入れてる状況・・・。
今は特に、不動産会社が売主になっている物件は、本当に詳しく確認していかないと良い購入は出来ませんので気を付けてください。
大手の不動産会社でも、売却を依頼されたら最初は高値で売り出して価格を下げていって、最終的には買取に誘導しているケースが多いのですけど、よ~く考えてもらうと、最終的にその負担を被るのは購入するお客様。
売却する人は高く売りたいのはもちろんですが、それは高めの相場帯の範囲であって、一般のお客様に買ってもらう方が価格面でも一番条件がいいんですよね。買う人も一般の売主様から買う方が一番条件がいい!
最後にまとめると
・不動産会社が売主の物件は厳しくチェックする
・売出当初はかなり高めなので、価格変更を待って相場帯で検討する
・これらの事をアドバイスしてくれる営業マンに相談する
これらを知って購入の検討をしてくださいね。お願いします。