カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2023/05/05 10:04
新築の一戸建て・マンションそれぞれについて、たまにあるご質問の回答です。
「お得な新築一戸建てはどれですか?」
お得というのは格安みたいな意味が含まれていると思いますが、その返事としては・・・
新築という事は不動産会社が売主になっている。その時点で安く売りだす事はないですね。売出し当初は相場より少し高めの価格設定になっているし、特にここ数年は土地を高く仕入れているのか相場よりかなり高い物件も多いです。
これが私が考える内容。そんな中でも「高めだと思うけど、価値があるから購入してもいいんじゃないか」を見極める必要が出てきます。
まぁ強いて回答するなら、売出し当初は高くて売れなかった新築が価格を下げていって、(タイミングを逃したのか)数段階下がってもまだ売れずに残っている物件という事になるかなぁ。
「新築マンションが高いから、中古も上がっている」
これは正解のような気もしますが、不動産市場に身を置いている立場としてはちょっとニュアンスが違う感じもしています。
私としては「新築マンションが高過ぎる。中古市場では中古としての相場が出来ている」という感覚。
新築が上がっているからと中古マンションも新築相場に寄せていったら、売れなくなるのが現在の市場。
そういう点で、茨木市では築1年・2年くらいのマンションを売るのが難しいかと思います。新築時に高く購入していて、じゃあまだまだ築年数が新しいからその価格帯で売ろうとすると、築10年・15年くらいの中古マンションを競合してしまうみたいな感じですね。
単純な築年数による差ではなくて、もうちょっと大きな価格差が生まれていますね。