カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2021/02/04 10:04
ネットニュースの内容でコメント。(アメブロの方ではハザードマップについて書きました)ホームページ・ブログの方では耐震基準適合証明について。
ネットでこんな内容の記事がありました。【旧耐震基準のマンション内の1つの住戸。その住戸だけを新耐震基準に適合するように工事する】。細かく書くと、建築士等に依頼して、現在の耐震強度を調査してもらう。その結果、耐震が劣る箇所があったら室内側から補強工事を実施して、耐震強度を上げる。そして耐震基準適合証明書が取得できれば、新耐震マンションと同等の安全性と資産評価が得られる】とあります。
これを読むと、なんか腑に落ちないんですよね・・・。柱や梁は共用部分で勝手に施工できないので、内側から突っ張る様な補強工事になるのかな?強度計算はマンション全体に与えられるものだと思うのですが、1つの住戸だけ対象に強度を上げてもなぁって感じます。
確かに耐震基準適合証明自体は各住戸ごとに発行されるものではあるのですが(汗)
一戸建てで考えると、昭和40年代建築の建物ですが、2階の1部屋だけ耐震補強工事したのでその部屋だけ耐震基準に適合している事を証明しますと言われている感覚ですね。
それはそうなのかもしれませんが、木を見て森を見ずみたいな対応で果たしてお客様は納得しているのだろうか?
とはいえ古いマンションでも強度は基本的にはしっかりとしているケースが多いし、寿命もコンクリート造は長い。もっと根本の話をした方が生産的な気がした記事でした。