カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2024/12/15 17:35
物件を探す上で、気を付けて頂きたい事のナンバー1と言っていいのが【相場帯を知ること】
土地でもマンションでも同じです。
高額査定・チャレンジ価格に加えて、不動産・住宅会社による買取も多く、【今ほど売り出される物件の価格設定がバラバラで、差があり過ぎた時代はないんじゃなかいか】という様相です。
例えば事務所近くの玉瀬町で現在売りに出されている土地をいくつか比較してみましょう。
*その前に土地というのは面積が大きくなればなるほど坪単価は下がっていきます。
30坪の土地で坪単価100万円が相場なら、60坪の土地なら80万円になるという感じです。面積が倍なら価格も倍になるということは基本的にありません。
では始めます。
①土地面積約30坪 坪単価107万円(古家あり→解体工事必要)
②土地面積約33坪 坪単価122万円(更地→解体工事必要)
③土地面積約33坪 坪単価122万円( 〃 )
④土地面積約70坪 坪単価91万円(古家あり→解体工事必要)
いかがですか?
私なりの解釈で土地を判断していくと、まず
①は相場では坪単価100万円くらい。解体工事が必要なので更地状態だと坪単価105万円ほど
②③この2つはそのままですね、坪単価122万円
④は解体工事が必要ですので更地計算だと坪単価95万円ほど
①はまだ坪あたり5万円~くらい高めの価格設定。価格にして150万円~200万円高い感じ。でもこの価格差なら売主様が多少の価格交渉に応じてもらえる可能性もあるし、検討OKの範囲。
②③はいくらなんでも高過ぎ・・・。場所は悪くはないのですが、それでも坪単価110万円するかどうかだと考えます。価格にすると300万円以上下がらないと検討してはダメとなります。
④は土地が広いので坪単価が(更地換算で)95万円ほどになっていますが、これでもまだ高め。面積30坪で相場が100万円~110万円のエリアですので、④の広さなら坪単価80万円前後にならないと買ってはダメとなります。
慣れていないと「なんのこっちゃ?」となるかもしれませんが、過去の成約事例を交えてこういった話を行い、お客様にキチンとプロとして、お客様の味方として、説明するのが良い仲介の仕事です。