カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2022/10/31 12:47
中古一戸建てって、建築や不動産の事をあまり知らない状態だと決断するのに、ものすごく勇気がいる事だと思います。我々不動産会社はそれを意識して、お客さんの気持ちや不安に寄り添って出来るだけ対応していく事が必要になります。
そういった意味では、特に中古一戸建ては知識がある営業マン、経験が多くて人の気持ちが理解できる営業マンが向いている物件。新入社員はマンションだけの取り扱いで経験を積ませてから、中古一戸建ても取引させていく会社があるっていうのも理にかなっています。
じゃあ、中古一戸建てを判断する基準は?
これはお客さんの要望によって変化しますので答えはありませんが、基本的にはまず土地。
土地の形状・前面道路の種別など、土地を選ぶ時と一緒。
建物については、もちろん建物の状態確認、ここは経験を最も必要とします。ホームインスペクションを入れる方法もありますが、先に基礎・屋根・傾き・雨漏りがあるかないかなど、重点的に構造にかかる部分を確認できる事は行う(クロスなどの内装・キッチンなど設備の状態はあまり気にしていません)。ホームインスペクション以前の問題って時もたまにはありますので、そこはキチンとお客さんに説明できた方がいい。
これをクリアすれば、売り出されている価格が相場帯に入っているのかの確認。過去の成約事例が判断基準になります。それらを具体的に教えてくれて、物件判断をしやすい様にしてくれるのが良い営業マン。
ここまでくれば、あとはもう感覚の世界になってくる。
その中古一戸建てが持っているメリットがお客さんの要望に合っていると感じられれば、私はおススメするようにしています。
感じられる事が非常に大切ですので、ある程度打合せが出来ているお客さんに限られます。今日初めて会って、「ピッタリですよ!」というのはさすがに無理がある・・・(汗)
私の場合は、初めて会ったお客さんで、その物件がなかなか出てこないとかだったらその理由だけは説明して、お客さんの判断にまかせる様にしていますね。ブログを読んでくれているとかだったらいいんですけど、本当に初めてだったら信頼関係が出来ていないので。
間取り変更リフォームでお客さんの要望に合う建物に変化出来たりと、中古物件には可能性が多く含まれているのも魅力の1つ。不安な気持ちもあると思いますが、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。