カテゴリ:不動産の事 / 投稿日付:2024/02/18 18:12
「中古は築20年前後を買おう」っていう記事を読みました。理由は、ほぼ建物価格が反映されておらずに、土地値に近くなっているからと書いてあります。
不動産仲介の現場にいてる身とすれば、書かれている理由は分かります。築20年といえば2,000年以降の建築になるので新耐震でもリニューアルされた後だし、基本的に完了検査も取得されている・・・・・が、現実はそれ程甘くない。
①そもそも検討しているエリアで築20年前後の中古物件は少ない
②ほぼ土地値というのはなく、数百万円は建物価格が付いている
といったところになります。
この記事を物件探しに応用するなら、まず認識しないといけないのは、新築一戸建ての価格が上がっている事(建売・建築条件付き土地ともに)。
3・4年前は4,000万円で売りに出ていたエリアが、今は5,000万円位になっている感覚です。土地相場と建築費用が上がっているのが原因。
で、じゃあ築20年前後の中古がいくら位の価格なのかといえば、3,800万円とかヘタしたら4,000万円以上で売りに出てくるケースもあります。これでは買えないですね。
普通に考えると3,500万円~3,600万円といったところになるかと思います。それで購入して、フル・リフォームして4,000万円~4,200万円で住むという感じ。
ですので、築20年前後を狙うというのは正しいのですが、その中でも相場というものを把握してキチンと判断する必要があります。