【マンションの修繕積立金の値上げ幅】
カテゴリ:日々のこと
/ 投稿日付:2023/10/10 11:52
国交省がマンションの修繕積立金の見直し額について指針を発表しました。
修繕積立金が過度に値上げされない様に目安を発表したという内容です。
(内容↓)
国土交通省はマンションの修繕積立金を巡り、積み立て途中での過度な引き上げにつながらないよう目安を設ける。負担金の増額幅が大きすぎて支払いが困難になるケースが生じているため、引き上げ幅に一定の制限をかける。管理組合に計画的な積み立てを促す。
結論から書けば、新築分譲時の修繕積立金の設定額が極端に安すぎる訳であって、過度な引き上げになるのは必然なんですけどね。
階数や総戸数にもよりますが、新築時から㎡当たり250円くらい(70㎡だと月17,000円)にせめて設定しておけば、こんな話にはならない。
最初に安く設定している理由は、【月々の支払い額(住宅ローンや管理費などを含めた)を少しでも低くなる様にして、売れやすくする分譲会社の意図】でしかないんですね。
あとは、当たり前の様に12年おきに全体修繕工事を行うのを止めて、【必要な部分を必要な範囲で修繕工事を行う】ようにすればいいだけ。
一見相見積もりをしているようで、分譲会社または管理会社の息のかかった工事会社が施工している仕組みもそろそろ皆さん気付き始めているんじゃないでしょうか。
修繕工事に関しては、管理会社が関わらない第3者の専門会社にお金を支払ってでも計画してもらうのが現在は一番無難な気がします。
でも健全な世の中になっていってる感じで、これはOKかな。不動産業界でいえば、あとは【物件情報の囲い込み】。これが大々的に問題になって無くなっていけば、お客様にとってクリーンな取引が可能になります。