【住宅の値引きの真実について】
カテゴリ:住宅・建築(リフォーム・新築の事)
/ 投稿日付:2024/07/01 19:30
アメブロの方で【適当な理由つけて説明する住宅営業が多い】という話を書きました。
追加で価格(値引き)について書いてみますね。
今日お客様に聞いた他社の営業マンも「値引き金額も大幅に頑張りますので、契約して下さい」みたいな事を言っていた様です。
ハウスメーカーの営業も結構大きな値引きを契約の条件で言ってくる事があるみたいですね。
住宅業界に30年程いてますので、実際どうなの?そんなに値引き出来るものなの?って部分をご説明します。
100%当たってるとは言わないですけど、まぁほぼほぼ【最初から価格を乗せているでしょう・・・】
正味の建物価格が3,000万円だとしたら、300万円とか乗せて3,300万円で見積り提出してる。
そして「ご契約頂けるなら250万円お値引きさせて頂きます」みたいなトークでクロージング。
まだ50万円残ってるやん・・・(汗)
そこで決まらない場合を考えて、まだ余力残す営業手法ですね。
経験上ですが本当の値引き可能な金額は数十万円くらいじゃないかなぁ。会社によって差はあるでしょうが、そんな数百万円なんて利益削って契約するもんじゃないですよ、住宅って。
会社によって利益率は違いますが、例えば利益率が20%位とすれば、3,000の建物なら利益は600万円でしょ。その半分を値引きしますっていうのは販売戸数が多くない住宅業界では非常に考えにくい。
逆に本当に300万円引くなら、最初の住宅価格はなんだったの?って話
という事で、値引き価格で住宅会社を決める事はあまり意味がありません。
打合せしてると流れに飲まれそうになるかもしれませんが、住宅会社を決める要因は
①住宅の構造・性能
②仕様設備
③トータル価格
この差を冷静に比較して、相性やサービス精神など営業マンで決めましょう(これが一番大事)。