カテゴリ:住宅・建築(リフォーム・新築の事) / 投稿日付:2024/07/21 17:48
住宅会社って何?を考えていきます
ハウスメーカーって呼ばれる事も多いですけど、メーカーって言ってるから【住宅を研究・開発・生産している会社】っていう認識になります
私が住宅業界に入った1990年代は住宅展示場に出展している会社はハウスメーカーと呼ばれていました
でも今は住宅着工数も減り、昔に比べてハウスメーカーも展示場への出展を注力していない気がします
住宅展示場は各ハウスメーカーが運営しているのではなく、ABCハウジングみたいな運営会社が別にあるんですね
運営会社はドンドン出展してもらわないと毎月の出展料が入ってこないので、ここ数年は昔ながらのハウスメーカーとか関係なく、出展希望があれば(審査みたいなのはあるのかもしれませんが)どこでも出展している感じがします
結果、「土地を買い取って、建築条件付きで販売したり建売をして、急に大きくなっていった住宅会社」が出展していたりします
住宅業界にいてるとよく分かるのですが、ハウスメーカーではないよな(汗)
土地をメチャクチャ買取って販売して、「なんか家も数を建てる様になったし、土地買ってばかりじゃ売り上げはこれ以上伸びないから、住宅だけの販売もしていこか」ってノリ
断熱・耐震・気密・換気などの住性能は決めているけれど、どちらかというとデザインでお客様の気持ちを持っていこうとする営業手法で、理念が感じられない
デザインというのは大事だけど、言い方は悪いが【普通の建物をデザイン性だけで魅力的に見せている】ってだけの住宅会社も多いなぁという印象です
経費はかかるのでコストパフォーマンスは良くないけど…これもデザインでうやむやに説明している
価格的には一般的に言われるハウスメーカーと被らないので、競合する事もそれ程多くないから共存できているのでしょう
ハウスメーカーというからには住宅という製品を作っているという事になりますが、そこには「性能やデザイン」ではなく、会社としての住宅に対する理念が社員に浸透しているというのも要因になるでしょう