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【間取りを考える時の意識】
カテゴリ:間取りの事  / 投稿日付:2023/08/14 18:16


ハウスメーカーに入社したのが28年前。
それから住宅・不動産業界でずっと間取りを作成してきました。

私が間取りを考える上で意識している事を何点か。



①間取りパターンはいくつか考えてみる。

お客様の要望に加えて、駐車場の取り方・玄関の位置・隣の状況などを考えていった時に、2つ3つ位の間取りパターンが取れたりします。

1つだけ思いついて「出来た!」では浅いんですね。いくつか思いついた上で、「これがベスト」ってならないとお客様に説明する上で説得力が変わってきます。


②考えた間取りは1日は寝かせる。

すぐにCAD入力せず、できたら1日は置きたい。次の日にもう1度その間取りを見た時に「やっぱりコレやなぁ」って感じる事が大事になります。


③その間取りで無駄な空間がないか?や少し変えたら面積を絞る事が出来ないか等を追求する。

最後の仕上げの段階、削ぎ落としていく感覚です。

もう一工夫でより良くなったり、または面積が0.5坪でも削れたりしますのでね。建物単価坪70万円としたら、0.5坪変われば35万円も安くなる訳じゃないですか。コレは大きい!
資金計画がラクになったり、このお金で別の要望を実現出来るかもしれませんので、追求するのは義務だと思っています。



間取り作成や間取りアドバイスは物件を仲介させて頂く中でのサービスの一環として行なっていますので、1坪も変われば仲介手数料分近くは提案している事になります。
個人的にはお客様への還元だと思って、取り組んでいます。



ざっと書きましたが、意識しているのはこういった点。
間取りの打合せが1回で終わる訳なんかないので、これを何回も行っていきます。ただ一番大事なのは初回の間取り提案。ここの方向性を間違うとかなり遠回りしていまうので、初回は特に集中です。

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