【新築間取りは数パターンあった方が良い】
カテゴリ:間取りの事
/ 投稿日付:2024/02/02 20:59
新築の間取り打合せをする為に、まずお客様の要望を聞いて、叩き台となる参考プランを作成していきます。
叩き台とはいえ、部屋数だけでなく、採光や動線などもかなり考えて作成していきます。
ここ数年は、シューズクロークや1階にファミリークロゼットを希望されるお客様も増えており、1階の面積ボリュームが増えて昔より間取り作成の難易度は上がりつつある。
一方、間取りや仕様のご要望が分からないというお客様もいらっしゃるので、それはそれで結構間取り作成に悩みます。
よく私がするのは、何パターンかを考える事。「数パターンを考えて提案するのはよくない」って設計もいてますが、そうかな…?
実際「これがイチオシ」って間取りは自分の中でありますが、お客様は選びたいって欲求もあるはず。
特にご要望が定まっていないお客様にとっては、比較する事で方向性が分かってくるだろうし、間取りの話が広がり楽しい。
私としても打合せ中に出てくる新たな要望に対応しやすくなるので(イメージが出来ているから)、数パターン考えておく事のメリットの方が大きいと思います。
という事で、設計者はアポイントのギリギリまで悩むのが大事。もう住宅に携わって28年になりますが、まだまだ考える日々。
住宅設計にはゴールはないと感じるこの頃です。