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「2024年10月」の記事一覧(2件)

【他に検討者がいてるので・・・】
カテゴリ:不動産の事  / 投稿日付:2024/10/11 21:23


実際にあった話。



とある土地情報が気になってと、私の方にお客様から相談がありました。

その情報を出している不動産会社(みなさんよくご存じの大手不動産会社)に電話してみると、「商談中です」・・・・・

まぁ予想はしていますが、毎回イラっとさせられます



事情をお客様にお伝えて、お客様が直接その不動産会社に問合せ。
すぐに物件を見学となったようです(汗)



お客様も不信感いっぱいでしたが、「建築(新築)の方はアイ・ウィズさんの方で提案してほしい」という事で、急遽私も物件見学に立ち会うというイレギュラーな形になりました。

その物件を囲い込んでいる不動産担当には「建築の仕事もしている」という事で(不動産会社の名刺をきる訳ですからね)。



そしたら、2番手までお客様がいるって説明するんですよね~。詳しく書くと、1番手はその会社のお客様で住宅ローン審査中、2番手は他社の申込みみたい

いや自分、他社への案内止めとったやん!



まぁそんな事はどうでもいいので、「あ、そうですか」ってスルーしておきました
お客様も同じことを言われたそうです



まぁウソやろなぁって思っていたら、案の定数日後に1番手の人がダメだったと。2番手は他社のお客さんですが長い間止めておくのは難しいので、早く決めてほしいってお客様にも私にも言ってきました

「それはお客様が決める事なので、私は知りませんよ」ってスルーしておきました

*「いや2番手にいきゃいいやん!」って言いそうになりましたが、そこは当事者じゃないので堪えました。ホンマに2番手がいてるんやったら、それはそれで変な話



お客様もその頃には不信感もマックスみたいでして、逆にちょっとその営業マンの営業トークを楽しんでもいる様子



っていうタイミングで、他に気になっていた土地が価格変更になったので、そっちで進めていく方向になりました。



あまり他社の案内や営業に接する事はないのですが

「他に検討者がいてるので早く申込みしましょう」というトークがやはりこの不動産業界は多いですね(汗)

もうちょっとお客様の気持ちをくみ取る打合せや提案はないもんかなぁと感じます



・お客様の要望にこの土地は合っているのか?

・お客様はどんな建物をイメージしているのか?

・土地、建物や資金計画のバランスは合っているのか?

いっぱいクエスチョンがある状態でもお構いなしに、進めようとしています



他に検討している人がいて実際にスピード感も大事な時もありますが、お客様の事を知ろうとする意識をもっと持ってほしいですね

【売却の裏側では・・・】
カテゴリ:売却について  / 投稿日付:2024/10/04 18:48


実際に先日あった出来事



一戸建ての売却を依頼されたので、レインズに登録。

色んな不動産会社から問合せがありました。もちろん当社は売主様の最大限の利益のためにフルオープンで対応しています。



色々と案内や交渉があったんだけど無事に売り出し価格の満額で申込みとなりました。当社ではなく他社が案内してくれた買主様


ちなみに不動産業界では【分かれ】と言います。売主側の不動産会社(当社)と買主側の不動産会社(他社)が分かれるから。



ここからが出来事なんだけど、2,300万円で他社の申込みが入った直後に、買取業社から2,150万円で買いたいと直接連絡がありました。



売主様にとったらそりゃ2,300万円一択です

でも現在の不動産業界ならどういった動きになるのか?大手さん含め多くの不動産会社は2,150万円の方を優先するのが今の不動産業界……



不動産仲介業に慣れていないとピンっと来ないかと思いますので、詳しく説明していきますね。


①2,300万円の申込み

先程分かれの取引と言いました。

売主様は当社に仲介手数料を支払い、買主様は他社さんに払う。

2,300万円ですので、税込825,000円ずつとなります。



②2,150万円の申込み

こちらは分かれではなく、当社は売主様と買主である買取業社の両方と直接取引になるので両方から仲介手数料を貰います。両直っていいます。

2,150万円の仲介手数料775,500円を両方から頂くので合計1,551,000円



ね、仲介手数料だけに注目するとほぼ倍の差が生まれます


という事で、①の申込みは売主様には言わず②だけを伝えて、「悪くない価格なのでコレで進めましょうか」と誘導していく訳です。



当社はこんなサギ的な事しませんし、信頼して依頼して頂いた売主様の最大利益を追求しますので、もちろん①で進めました(当たり前ですが)



今でも紙や電話・FAXで取引を進めている不動産業界。

レインズに物件の申込みや見学依頼のフォームを作成して、売主様もそれを確認する事が出来れば、こんな事も防げるんじゃないかな。それをしないのは不動産業界にとって都合が悪いから……(汗)


簡単な話だと思います。

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